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土と言っても

 
前回に引き続き土の話

ワシャ独立する前、他のやきもの屋の所に行って 「ロクロ職人」 をやっていた

ま、今も時々やるけどね (^^)

そのおかげで色んな土に触る機会があったよ


それで思ったのは ・・・ 「ホントに色んな性質の土があるなぁ (@@;)」 って事

当たり前なんだけどさ

白い土、真っ赤な土、真っ黒な土、細かい土、荒い土

粘りの強い土、粘りの少ない土、すぐヘタってくる土

なんだか良くわからないけどイヤ~な感触の土 (笑) 千差万別だ


職人として人の工房に行くと

「何作れる?」 と聞かれたりする

もちろんワシは 「なんでも作れます!」 と答える、そりゃそうだろ? お金貰うんだし (笑)

「じゃあこれ作って、この土で」 と出てきた土がとんでもない土だったりするのだ (--;)

やきもの屋でもロクロは一切やらないという人も結構多い、前にも言ったけどやきものの作り方なんて千差万別だからね

そういうタイプの人は、どの土がロクロ挽きに向いてるかはわからないのだ、当たり前だ

こんな事があった

あるやきもの屋さんの所に行き始めた最初の頃

丸い大きな壺を挽いてと言われた、普段使ってる土ならなんてことはない壺だ

「ハイ!」 と渡された土 ・・・ 「なんか砂を固めたみたいな土だな ・・・ イヤな予感(--;)」

予想は的中 (笑) 最初は土を筒型に挽き伸ばすのだが、伸ばすはしから下がってくる

「下がってくる」 といってもピンと来ないと思うが、簡単に言うと一旦30cmの高さまで伸ばしても、ちょっといじると25cm、20cmと背が低くなってくるのだ

砂っぽいから水分をどんどん吸って柔らかくなり、コシが無くなってくる

ワシはあせった (^^;)

「なんでもできます」 と言った手前、意地でも 「この土では無理です」 とは言いたくない

一回目失敗 ・・・ 二回目ギリギリの所でサイズが足りない

三回目は絶対失敗できないと思った、職人失格だ (ToT)、でも二回目で少し感触を掴めたぞ

ちょっとキツイのは、失敗した粘土をすぐ練り直して使うので、水を吸って一回目より粘土が柔らかくなっていることだ

いや集中したよ (^^;) 

なんとか成功! でも大喜びするのもカッコ悪いので

「いやぁ、この土はちょっとだけ挽きにくかったですねぇ」 なんて余裕をカマしたりしたよ (笑) 冷や汗をかきながらね (笑)

他にも

細かくて粘りが強そうなのにプチプチすぐ切れてしまう土
含まれている砂が角ばっていて軍手を着けて挽かないと血だらけになりそうな土、
すぐ水分を吸ってヘナヘナになる土
柔らかいとフニャフニャなのに、ちょっと硬くするとガチガチになって練ることもできない土

でもどれも魅力的な土たちだった

そういう色んな土に出会えただけでも職人やって良かったなぁと思うよ (^^)


人間と同じだ

穏やかそうなのに実はすぐキレる人
周りの人を傷つけてばっかりの人
ちょっとトラブルがあるとヘナヘナになってしまう人
柔らかい部分と頑固な部分が極端な人

そういう人たちと付き合うのは大変だけど、うまく付き合うと結構面白かったりするでしょ?

ま、時々でいいけどね (笑) (^^;)
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| ★ 陶 談   | 10:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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