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右肩下がり

 
前にやきものは 「斜陽産業」 だと書いた

「いや! やきものは産業じゃなく芸術だ!」 なんていう人もいるかもしれないですが

売ってそれで生活しているのならば、経済活動なので産業か芸術かなんてどっちでもええ




この業界にたずさわってる人は肌で感じてると思うが

他の業界と同じく、現在やきもの業界はえらい不況であります

「いや! ウチは儲かってるぞ!」 という人もいるでありましょうが

業界全体のことを言ってるので、それもどっちでもええのです

ユニクロが儲かっているからといって、アパレル業界が儲かっているのか?っていうと

ぜんぜんそうじゃないのと同じであります


バブルがはじけて、だんだんジリ貧になってきて、公共事業も減って・・・

年金問題が出て、これから金を使うはずだった団塊の世代は財布の紐を締め・・・

企業はリーマンショックの波をモロに受け・・・

当然やきもの業界も例外でなく不況になり


こないだの笠間の 「ひまつり」 はなんと例年より来場者数が大幅に伸びて

例年20万人台だったのが、今年は30万人台に

スゴイじゃん! と思いきや売り上げは・・・

ワシが出店者に聞いた限りではだいたい

「いや・・去年の方が良かったよ」 とか 「去年より悪い」 とか

なんの事はない、単に 「お金がかからなそうなイベントに人々が集まった」 ってだけみたい
(^^;)


ほんでもワシは、たとえ景気が回復してもワシらの業界は右肩下がりだと思っている

多少の浮き沈みはあるだろうが・・・

ま、100年先はわからないけど、ワシが生きてる間くらいには下がる一方だろう


それを最初に感じたのは数年前

ある日、あの巨大掲示板 「2ちゃんねる」 に 「陶芸家」 というキーワードを入れてみた

出てきたスレッド数はたったの4件・・・

しかも4件の内、実質的に陶芸家ややきものに関して議論がかわされてるのは1件だけ

2ちゃんねるというのは、一般に若い人たち(10~20代)が多いと思われているが、実際には30代~50代が多いらしい

10~20代が陶芸家ややきものに興味がなくても当たり前だが、30代~50代が興味を持っていないというのは大問題であります・・・ワシらにとって・・・

ワシの知り合いに全国のデパートのギャラリーを回ってやきものの展示会を企画・販売している人がいる

その人が扱うのは主に近代の巨匠たちの作品だ

その人は言ってた

「昔は例えば加藤唐九郎や浜田庄司のような大巨匠の展示会をやると、作品を買いに来たお金持ちの人たちに混じって若い人がかなり来ていた。 もちろん若い人たちは値段の高い巨匠の作品は買えないか、買えたとしても安くて小さな作品だけど、『将来もっと稼ぎが良くなったらデカイ壺買うぞ』って雰囲気の若い人たちだった。 でも、今はそういう人はほとんどいない・・ギャラリーに来るのは年寄りばかりだよ。」

10年後20年後に育つべき客がいないって事だ・・・


んで

久しぶりにまた2ちゃんねるで検索してみた

・・5件・・・(--;)

で、その5件を見ると

「フィギュア原型師>>>>陶芸家(笑)」(書き込み2件)
皿だの壷だのきったねぇ塊ばっかり生み出して喜んでる陶芸家(笑) フィギュアのほうが複雑でなおかつ人の心を動かすわw (スレッドを立てた人の書き込み)

「陶芸家だけど何か質問ある? 」 (書き込み648件)
(実質陶芸の技術的な質問や疑問に対してのスレッドらしい)

「巨匠の弟子について語るスレ~陶芸家編~」 (書き込み99件)
(なぜか巨匠の弟子についてのスレッド、最終書き込みは今年だが2002年に立ち上がったスレッドなのに書き込みは99件しかない・・・)

「""陶芸家って儲かるの""」 (書き込み119件)
(これも2002年に立ち上がっているが、最終書き込みは去年で、7年間たって書き込み119件)

「【展覧会/東京】動物を愛した陶芸家たち バーナード・リーチから形象土器へ[2009/04/25-07/05]」
(単なる宣伝)

実質的に、今現在活躍している陶芸家について議論が交わされているスレッドは 「ゼロ」 
(--;)


「2ちゃんねるだけで判断するな!!」 とか 「伝統工芸に興味を持つような人は2ちゃんなんかやらない!」

と怒られそうだが、伝統芸能や、年寄りしか興味を持たないような趣味であっても、興味を持つ人が多い事柄ではスレッドも多いし活発に議論が交わされている

ワシは、2ちゃんねるは色々問題も多いけど、現代人の意識をや嗜好を的確に映し出していると思う

単純に言うと

「現代の人が興味がある事柄はスレッドも多く、書き込みも多いが、興味がない事柄はスレッドは少なく、書き込みも少ない」


ここでね・・・

「陶芸家」 じゃなくて 「陶芸」 で検索してみてくだされ

他のジャンルに較べると多いってほどではないけど、結構書き込みがある

1スレッドでの書き込み制限(1000件)を超えて3スレッド目になってるのもある

ここで議論されてるのは、主にアマチュア陶芸家や陶芸家になりたいな~って人たちの技術的なことなどの情報交換だ


つまり・・・


やきものを作る人や陶芸家になりたい人は結構いるのに、買う人はどんどん減っているってことです


生産者が多く(増えている)、消費者が少ない(少なくなっていってる)

右肩上がりになることはほぼ 「絶対」 ありません。


生き残るために、ワシも今、色々考えているであります。






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| ★ 陶 談   | 00:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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鉄だ!Part.2!

 
去年の9月に

「鉄だ!」 ってタイトルで、やきものにまつわる鉄分の話をした

んで

「鉄の話はもちょっと続けよう」 なんてしめくくったのに・・・

忘れてた (笑)

すみませぬ (^^;)

半年以上たって・・・続き (^^;;;)


前回は、白いやきものをつくるために、いかに鉄分を抜くかってはなしだったが

今回は、鉄分を増やす話・・・


まず、単純に鉄を焼いたらどうなるか

鉄を削った粉を白い磁器のお皿に乗せて、1200~1250℃で焼くと、鉄の粉は真っ黒になる

これが基本

つまり鉄分が多ければ多い土程黒っぽいってこと


大体全国どこでも、やきものに使える土というのがあるもので、大体は茶色っぽい

で、焼いてもやっぱり茶色~黒っぽい

鉄分が多く含まれているということだ。

前にも言ったけど、この世で一番多い金属は鉄なのだ。どこにでもある、もちろん土にも

ではなんで白い土もあるのかって話までするとメチャメチャ長くなるので他の時にね (^^)


鉄が焼き物に及ぼす影響(主に色)を段階的に見てみよう

わかりやすいように、釉薬に段々鉄を増やして説明するよ (^^)

白い土でお皿を作り、透明釉(焼きあがると透明になる薬)に鉄の粉を混ぜた釉薬を掛けて焼いてみる


①まず酸化(完全燃焼)で焼く場合・・・

 a. 透明釉にほんのちょっぴり(0.0X%くらい)鉄を混ぜる
   → 白いけど、うっすら黄色みがかっている、ベージュっぽい

 b. 1%~2%鉄を混ぜる
   → 黄色 (黄瀬戸、伊羅保)

 c. 3%~5%鉄を混ぜる
   → 黄色から段々茶色っぽく (飴釉)

 d. 6%~10%鉄を混ぜる
   → 茶色が段々濃くなり黒く (黒釉、天目釉)

②次に還元(不完全燃焼)で焼く場合・・・

 a. → 白いけど、うっすら青みがかっている、またはうっすら緑がかっている (青白磁)

 b. → 青または緑 (青磁)

 c. → 段々茶色っぽく (飴釉)

 d. → 茶色が段々濃くなり黒く (黒釉、天目釉)


細かく言うと、焼く温度や、混ぜる鉄の状態(酸化鉄、珪酸鉄、硫酸鉄、鉄の粉の細かさ)によっても変わるので

大体の目安と思っておくれ (^^;)


何を言いたいかというと、同じ釉薬に混ぜるほんの数%の鉄の分量で、こんなに多彩な色が出るということ

青白磁と黒釉なんてぜんぜん違う色でしょ?

でも鉄分がほんの数%分違うだけなんだ

びっくりでしょ?



実際に釉薬を作る時は、目的の色や風合いに合わせてもちょっと操作するけど、基本は上の通りだ

やたらとカラフルな色やカラフルな絵付けの磁器はともかく

それ以外のちょっと渋めの焼き物の色は、ほとんど鉄分が作用した色だと思っていい


鉄ってやきものにとって物凄く大切な物質なのだ


ちょっとお勉強になった? 

そういう事を頭の隅においてやきものをみると面白いでしょ?


ほんでも、 「そりゃええ事を聞いた」 とお店や陶器市なんかに友達と一緒に行って

「ん~ (--) このうす緑は微量の鉄分の色だねぇ・・・還元焼成か・・・」

とか得意げに言ったりすると

「あ、いや、お客さん、それじゃなくて酸化銅の色・・酸化だよ

なんて返されて恥をかいたりするので

知ったかぶりはほどほどに (笑)








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| ★ 陶 談   | 23:28 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ロクロ体験

 
昨日今日と、ひまつりで 「ロクロ体験」 をやりました

お客さんにちょっとだけロクロを体験してもらうって企画



ほとんどは小さな子供であります。

いろんな子供がいるよ (^^)


えらい元気な子

おとなしい子

がちがちに緊張してる子

真面目な子

全然言うこと聞かない子 (笑)


ほんでも子供相手の仕事は楽しいよ (^^)

一日終わるとぐったりするけどね (笑)


明日はロクロ体験じゃなくて、「ロクロ実演」 の日

壺とか挽いてみせるのであります

午前は11時から、午後は2時半から

リクエストにも答えるので、どうぞ見に来てくだされ (^^)


明後日も実演やるです。



最後の5日はまた 「ロクロ体験」 


あと3日、がんばるでありますよ~~ (^^)
 
 
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| ★ 陶 談   | 22:01 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ひまつり!

 
いよいよ明日から

笠間の陶炎祭(ひまつり) であります

ま、ワシの出番は5月1日からでありますが


今日は結構激しく雨が降って、準備をしていた人たちは大変だったみたい・・・

予報では、明日もちょびっと不安ではありますが

今の時点では、会期中は結構天気いいみたいでありんす(^^)


からっと晴れてお客さんいっぱい来て欲しいなぁ


ともかく皆様

楽しいゴールデンウィークを!!! 
 
 
そしてワシには 油っこい物を!!!!(笑)



→笠間の陶炎祭(ひまつり)公式ホームページ
 
 
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| ★ 陶 談   | 22:55 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ひまつり

 
今年も、去年と同じく笠間の陶炎祭には出店いたしませぬ

んで、これまた去年と同じくロクロのバイトをやる


まぁ去年と違うのは

去年は主に子供相手に 「ロクロ体験」をさせたのだが

今年は 「ロクロ実演」というのがあるらしい

ま、お客さん達にロクロでなんか作るところを見せるのだ


ワシャ主に大物。

大き目の壺やら大皿やらを作って見せる役らしい


ほんでもけっこう時間があるので、色々作って見せるですよ(^^)

リクエストなんぞある人は遠慮なく言ってくだされ

陶芸教室なんかに通っていて、趣味で陶芸やってるなんて人も大歓迎

遠慮なく質問やら、「これどやって作るんだ?」やら聞いてくだされ(^^)





「直径2メートルの壺を作れ!」

とか

「ロクロで立方体を作ってみろ!」

とかは無理でありますが・・・(^^;)


上手くできなかった時は

これまた遠慮なく罵声を浴びせてくださりませ(^^)


おまちしております(^^)



一応今の時点でのワシのスケジュールは


○ロクロ実演

  5月3日 午前、午後

    4日 午前  

○ロクロ体験

   1日、2日、5日  午前・午後


実演の正確な時間はまだわからないのですが、一時間か一時間半くらいやってるので

てきと~にぷらぷら見にきたらやってると思うであります


皆様、ゴールデンウィークは是非笠間へ(^^)  


笠間の陶炎祭(ひまつり)公式ホームページ
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| ★ 陶 談   | 23:01 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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