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日本プロデュース?

 
こないだ久しぶりで昔の井戸茶碗を見てきたので

もちょっと戯言を


井戸茶碗というのは国宝になってるくらいの物なのだが

実はその素性はあんましよく分かっていない

一般には

朝鮮の人々が、日常雑器として使っていたやや大振りの茶碗を日本の目利きの茶人が、茶の湯の茶碗として見立てて使い始めた

と言われているが


実際には本国である朝鮮半島からはほとんど出てこないらしい

日用雑器ならばいっぱい作ったはずだが・・・

雑器だからみんな壊れたのだろうという事も考えられるが

破片はいっぱい出るはずだ

同じようなタイプの肌を持った破片が一応出てはくるけど、量は少ない

また、破片から類推しても、いわゆる正しい 「井戸型」 の物はほとんどないらしい

たまに韓国で大量に発掘されて、日本人の研究家の所に鑑定の依頼が来るみたいだが

そういうときも 「まぁ、井戸茶碗と言えなくもないかなぁ・・・」 くらいの物しか出ないというのだ


かつて韓国で修行した陶芸家の小林東五氏も確かこんな風なことを言ってた

「井戸茶碗は朝鮮人の美意識から生まれたものではないし、朝鮮人のメンタリティーを考えるとこんなに量が少ないというのは考えられない」


こないだ同じ日に李朝時代のやきものと国宝の井戸茶碗を見てきて

ワシも改めてそう思った


あの形は高麗・李朝陶器の流れの中にない 




あくまでワシの主観ですので、根拠を示せと言われると困るけど

ワシが思うには


1. あれは朝鮮国内で、朝鮮人陶工に日本人が注文、もしくはプロデュースして作らせた

2. 実は国内産で、萩か唐津辺りで作られた。ただし作ったのは渡来した朝鮮人陶工


のどちらかではないかなぁ

最近 「井戸茶碗の土は日本にはない土」 という研究もあるらしいので

それを尊重すると


2. 実は国内産で萩か唐津辺りで作られた。ただし作ったのは渡来した朝鮮人陶工で、土も本国から持ってきた


という可能性もある


材料と技術は朝鮮人

プロデュースは日本人

って所でないかな




しがない一陶工の考察でありますが (^^;)





ひとつ頼りない根拠を挙げるとねぇ

今でも朝鮮の人にとって井戸茶碗って


「こんなもんのどこがいいの?」


なんだってさ (笑)(^^;)
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| ★ 古陶磁   | 00:27 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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進化したのか退化したのか・・(--;)

 
行ってきやした・・・どこへ?

「目黒区美術館」 と 「日本民藝館」

正確に言うと

目黒区美術館で 「紅心 小堀宗慶展 創作と審美眼の世界」

日本民藝館で 「朝鮮陶磁‐柳宗悦没後50年記念展」

を見てきたのでありんす (^^)


目黒区美術館の方は、国宝の大井戸茶碗 「喜左衛門」 重要文化財の青井戸茶碗 「柴田」 青磁茶碗 「馬蝗絆(ばこうはん)」 なんかが展示するってぇ事で

めったに見られない物なので見てきやした

ま・・・タダ券を貰ったって理由もあったり・・(笑)

他にも大名物の茶入などもありましたが、ワシャ茶入にはイマイチ萌えないのであります 
(^^;)

やっぱ茶碗が好きだ (^^)

茶道の遠州流の先代の家元の作品もいっぱい展示してたけど

ワシ的にはそっちはどうでもよろしい (^^;)


喜左衛門を見たのは実は2回目、前はどこで見たんだったかなぁ・・・

前の時はまだやきもの屋になる前の 「素人目」 で見た

その時の印象は・・・「なんか大味な茶碗だなぁ」 (^^;)

以来 「井戸茶碗の中でも喜左衛門はそんなに好きじゃないなぁ・・国宝だけど」 って思ってた

んで、今回改めて見て・・・やっぱいい茶碗でありますね (笑)

なんかねぇ・・こんなの作れたらいいなぁって感じ (^^)


柴田は、見たことあったような気もするけど覚えてないなぁ

これも良かった (^^) 喜左衛門みたいに見所満載って感じじゃないけど

小ぶりで地味な所がワシ好み (笑)


馬蝗絆は大好きな茶碗だったけど

今回はあんましピピっと来なかったなぁ・・・


残念だったのは、小井戸茶碗 「六地蔵」 が見れなかった事

22日からの展示なんだって

是非見たかったので残念


今回茶碗を見てしみじみ思ったのは

茶碗というのは、やっぱ西洋の美術品なんかと違って、飾って鑑賞するもんじゃなくて

茶室とか 光とか 持った感じとか 使った感じとか込みの

シチュエーション次第で良くも悪くも見える(感じる)美術品なんだなぁって事

当たり前なんだけどさ (笑)

ハッキリ言って美術館のガラスケースに入って、照明が当たっていて・・・で見ても

その茶碗の魅力の一部しか見れないのでありますよ

そんな事思っただけでも見に行って良かった (^^)



んで、日本民藝館の方は・・・

なんかねぇ・・イマイチだった・・・

でもそれは展示が悪かったとかじゃなくて、ワシの方の問題

もちろん有名な名品や、今まで何回も見たお馴染みの大好きな作品なんかもあったのでありますが

なんかピンと来ない

ワシ自身の好みが変わって来たのかなぁ・・・ (^^;)

こっちの方は、そういうことを感じたので、見に行ってよかったなぁ・・って感じ (笑)


そんな訳で

今回いろんな物を見に行って

物自体よりも、ワシの感覚や好みの変化を感じた事が大きかったであります

進化なのか退化なのか・・・(笑)

ま、進化だと信じましょう (^^;)



ほんでも

その後中野に行って

「佐世保バーガー」 の店に行って

ジャンボバーガー食って

佐世保バーガー


「あぁ・・故郷の懐かしい味やぁ・・・美味い・・・」

って思った事の方が印象に残っているというのが


実は最大の問題でありましょうか(@@;)
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| ★ 古陶磁   | 04:32 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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おりべごのみ

 
今年になって主に織部を作る作家夫婦と仲良くなった

退職してから焼き物の世界に入った素敵なご夫婦だ (^^)

笠間では珍しく、古典的な正統な織部を作っている

一般に 「織部」 と呼ばれる緑色の釉薬を使っている作家はたくさんいるが

「鳴海」 や 「弥七田」 「赤織部」 などの古典的な織部焼きをやってる作家というのは案外いないものだ

瀬戸や美濃の方なんかにはそれなりにいるんだろうけどね ・・・

そのご夫婦の所には時々伺って、例のごとくご飯をご馳走になったりしている (^^;)

いつもありがとうございます m(__)m


焼き物の世界、と言うより 「茶の湯」 の世界には、昔から 「利休好み」 と 「織部好み」 という言い方がある

利休とは、もちろん千利休の事

彼は割とシンプルで、装飾が少なく作為のない形を好んだ事から、今でもそういうタイプが好きな人を利休好みと言ったりするのだ ・・・ ま、平たく言うと地味好き (笑)

織部とは、戦国武将で利休の弟子の古田織部の事

利休とは対照的に、ダイナミックで作為に富んだものを好んで使った、つまり派手好き 

ワシはほぼ 「利休好み」 だった

だった ・・・ というのは、最近ちょっと 「織部好み」 寄りになってきたような気がするのだ

最初に書いたご夫婦と知り合って、仕事を手伝った事も影響してるのかもしれない

古美術としての織部は大好きだったが、今まで作品を作る上で意識的に織部を参考にしたことは無かった

久しぶりに織部の本をひっぱりだしたり図書館で借りたりして、織部のデザインや図案をスケッチしたり、ついでに鍋島や古伊万里、中国の青花(染付) の本を見ながら、スケッチしたりしている

なかなか楽しい (^^)

同時に昔の人のデザイン力とかセンスに驚かされる

「なんでこの植物からこんな素敵な図案が出来るんだろう?」 (@@;)

「しかもメチャ上手い」 (ToT)


楽しいと同時に、自分の才能の乏しさに愕然としてしまうワシなのでありました (ToT)

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| ★ 古陶磁   | 17:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ダマサレテます!!

 
昨日 「なんでも鑑定団」 (多分再放送) を見ていた

若い頃に骨董に目覚めて、何十年にもわたって骨董品を収集しているというオッサンが出ていた

自信満々である (@@)

奥さんは 「ガラクタばかりだ」 と言ってる ・・・・

あぁ ・・・ おなじみのパターン (^^;)

「本人評価額 300万円!結果は!?」  「3000円!」 

やっぱり、おなじみのパターン (ToT)


ワシのようなタイプの仕事をしてると、ごくたまにだが、同じような人に出くわす

「飯野さんはこういう作品を作ってるから、古い物が好きなんでしょう? ウチには古い本物がいっぱいあるんですよ、ぜひ見に来てよ、勉強になるから」 などと言われ

で、実際その人の家に連れて行かれて ・・・ まず玄関に入る

「うゎ ・・・ やっちゃったかも ・・・・」 (@@;)

玄関入ってすぐの所に巨大な 「蛸唐草の大徳利」 なんてもんがある ・・・ 本物ならお値打ち物だが ・・・ 一目で 「今現在、多分中国あたりで量産されているおみやげ物」 と判るシロモノ ・・・ 

この時点でほぼ 「アウト」 であります (^^;) だって目が利く骨董収集家が玄関に 「どう見てもバッタ物」 を置くわけがないのだ (^^;)

ワシが来るというので、わざわざ居間にコレクションをいっぱい持ってきて並べてある

「うゎ ・・・ バッタもんの嵐 (--;)」

そういうときに最初にしなければならないのは、どんなにちっちゃなつまらないものでもいいから、一応本物が無いか探す事だ ・・・ それがあれば 「これは時代もあって、いい物ですねぇ」 とか言えるのだ (^^;)

しかし、ほとんどの場合 ・・・ 無い (ToT)

ほんでも、「これ全部ニセモノですよ」 とは言えないでしょ? 色々と歓待してくれてニコニコしてる人に (^^;)

で、 「いい感じですねぇ~」 「大きいなぁ~」 「かわいいですよねぇ~」 「スゴイなぁ」

などと適当&当たりさわり無いコメント連発になるのだ (ToT)


こういう人たちには共通点がある

①古陶磁の話をしていても、骨董屋の受け売りみたいな事ばかり言う

②好みに一貫性が無い。 普通骨董好きというのは、お気に入りのジャンルがあって、それに関しては目が利かないとしても、ある程度の知識はあるもんだ

③やたら 「普通よりはるかに安くで買えた」 ことを自慢する

結局ほとんどの場合 「なんでも鑑定団」 のオッサンやバッタもんコレクションのおじさんは 「悪い骨董屋」 に掴まってしまっているのだ

そういう骨董屋は、カモを見つけると、骨董の知識や目がないのを利用してデタラメな事を言う

「特別に手に入ったんですが ・・・ 南宋時代の官窯の青磁の花入ですよ! 国宝になってるのと同じですよ、ホラ!」 と、図録を見せたりする、

「同じ色と形だ!(@@)」 ・・・ 当たり前だ、出来はともかくコピーなんだからさぁ (^^;)

で、ありえないような値段を提示する ・・・ つまり 「本物だったら安すぎるけど、ニセモノだったら高すぎる値段」 だ、「二度と手に入らない」 とか何とか言ってね (^^;)

そうやって人のいいカモは、「この人から買えば掘り出し物を安く買える」 と思わされていくんだ

骨董屋は横のつながりがあるので、数軒の骨董屋がグルになって買わせることもあるらしい ・・・


お金の使い方は人それぞれで自由だけど、ホントに好きな物を買うときは、ちゃんと調べましょうね~ (笑)

ちゃんと勉強して調べてもだまされる業界なんだけどさ~~~ (笑)(^^;)


バッタもんコレクションおじさんで困ることがも一つある ・・・・

当たりさわり無く、「いいもんですねぇ~、大事にしてください」 なんて言ったのを

「飯野というやきもの屋が、本物だとお墨付きをくれた」 と思うのだ (ToT)

お願いだから人に言わないでくださりませ (ToT)(ToT)(ToT)

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| ★ 古陶磁   | 22:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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た~まや~~~♪

「たまや」 と言っても花火のことではない

九州のデパートの名前だ、正しくは 「玉屋」 ワシの生まれ故郷、佐世保にもありました。
ガキのころ、親に連れられて、最上階のレストランでお子様ランチを食べるのが楽しみだったなぁ

で、実はその玉屋の創設者田中丸善八は、九州の陶磁器のスゴイコレクターで
特に古唐津のコレクションは、出光美術館と並んで、他の追随を許さないところであります。

 
今、笠間にある 「茨城県陶芸美術館」 で
「唐津・鍋島・柿右衛門 九州古陶磁の精華 田中丸コレクションのすべて」  
が開催されている

 ・・・ タイトル長っ!! (笑) サスペンスドラマみたいだ (笑)

1月の下旬からやっていて、早く行こう行こうと思っていたのに、やっと今頃行ってきた (^^;)

美術館に入るとすぐ、知り合いの学芸員のHさんがいた (美人!カワイイ!)(^^)
「あらどうも」 なんて話をしていたら、十数人くらいの団体が入ってきた

「今日は黒田草臣さんがいらっしゃるんですよ」 とHさん
黒田草臣さんと言えば、この業界では知らぬ人のいない、あの 「黒田陶苑」 の社長さんだ
やきもの関係の本もいっぱい出している有名人であります。
そういえば、Hさんと挨拶している人は、写真でみたことのある顔だ (^^;)

ワシは 「そうか、Hさんは黒田さんが連れてきた人たちを案内するために入り口の所にいたんだ」 
と思って、展示会場に歩いていこうと思ったら ・・・・

「あ、先生、こちらが笠間の作家さんの飯野さんで ・・・・ 」 なんて紹介してる (@@;)

へ? あ  あ  なんで? ワシャたまたま居ただけで ・・・・ 

恐縮しながら挨拶したよ (^^;) 
でも黒田さんはとてもニコニコした気さくな人でありました (^^)


なんとなく、いきがかり上、黒田さんの団体と一緒に見て回った
Hさんは一生懸命みんなに説明している (^^)
見て回ったと言っても、事実上ワシが一所懸命見たのは、会場に入ってすぐの 「古唐津」 の辺りだけだった

もちろん他にも九州の古陶 (柿右衛門やら薩摩やら色々) の名品がいっぱいあって、普段ならそれぞれ一所懸命見るような名品ぞろいなのだが、なぜか今回は、古唐津の特に茶碗に強く引き付けられた ・・・・ 一通り見て、戻って見て、さらに2回くらい戻ってしげしげ見た

ほとんど以前どこかの美術館で見たことのある、おなじみの茶碗達なのだが、今回は物凄くイイ!
なぜか分からないけど ・・・ 

最近ワシは茶道具をあんまり作らない
理由は色々あるのだが、お客さんに 「どうしても」 と頼まれたときくらいしか作らなかった
ほんでもこの茶碗達を見ていると、ムラムラと作りたくなってきた
と、同時に、「下手な茶碗は出せんな」 と言う気もしてきたけどね (^^;)
作品として出す出さないにかかわらず、茶碗はつくりつづけなきゃいかんなぁと思ったよ

展示を見ている間も、黒田さんは気さくに色々と話しかけてくださった
技法の事や古陶の発掘の話 (最近韓国の発掘現場に行かれたらしい)
どれも興味深々の話だ ・・・ 楽しかった (^^)

Hさん、黒田さん、ありがとうございました (^^)

工房に帰ってすぐ、さっき見た茶碗をロクロで挽いてみた

・・・・そう簡単にはいきまへん (笑)(T0T)


今日もあの茶碗達を見に行こう (^^)



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| ★ 古陶磁   | 09:49 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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